東庵・浴室リニューアル

東日本大震災の復旧工事も外構工事を残して終わり、ついでにという訳ではないが、浴室の木製の風呂桶をはじめ、いたんできているのが気になっていた。この際なおしておこうと、思い切ってリニューアルに踏み切る。これが完成した写真。

元々、木製の浴槽とヒノキの板張りで作った風呂場なので、かなり実験的な要素で作った浴室ではあった。それというのも、床のコンクリート以外、すべてを木質で仕上げたため、20年間もてばいいと思って設計したものだった。結果的には23年もってくれたが、浴槽には穴があき、くちはててしまう寸前だった。水栓金具も水漏れがして、部品を探すより買い替えた方が良いということから、新しくした。

今回も新たに木の風呂桶を使いたく、インターネットで探す。比較的リーズナブルな価格とよさそうな品質のバスタブが見つかった。静岡県の桐山という会社のローコストな米ヒバを使った浴槽である。いろいろ検討した結果、ヒノキよりサワラよりヒバの方が水に強いという結果。国産の青森ヒバには予算がとどかないが、なんとか予算におさまった。

そして、今回最も工夫したのが、浴槽を囲むエプロンと、シャワーのコーナーの大きな巾木である。これは、前回OZONEの展示会でご一緒させていただいた、高知県の土佐材のヒノキを使うことにした。よくあるパタンは、タイルや石張りが主流だけれど、あえてヒノキの板張りにした。そして、水を逃がす新しいディテールには気を使い、うまく行ったと思う。ボイラーも交換したし、今後30年間はモツはずである。

壁と天井は、既存のヒノキのエンコ板をアク洗いして、木肌美人を塗装。
床は、近くのホームセンター「カインズホーム」で規制品のヒノキ(間伐材)のスノコを買い求め、サイズをカットして安全なワックスを塗装する。下地に土台ガードを敷いてみる。そして、そのあとSODリキッドを噴いて、浴室の実験その2を現在進行中。


ようやくこの風呂に入れるのは、3月11日に工事が始まって4月1日に最終検査だからそのあと。実に20日間に及ぶ。その間、あっちの風呂、こっちの温泉と、もらい湯などでつなぐ。でも、もうすぐ入れる。四月になれば。

東庵・浴室リニューアル” への1件のコメント

  1. 数年前から東北あちこちの温泉を尋ねるうち、源泉かけ流しと露天風呂にはまり、次第に宿選びは露天風呂付き客室一極集中になりました。しかし、なんといっても現地に行くまでが遠い!!究極は自宅に露天風呂があれば・・・と探すうちに見つけたのが貴方様の記事でした。素晴らしいお風呂ですね!浴室全体の檜素材といい、寛いだときに見える窓の景観といい理想!かなり好きです。ちょっと真面目に庭に露天風呂計画・・・考えてみようかな。でもその前にいろいろ注意点もあるんだろうなあ。

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