三七墨会ウォーキング2019

毎年恒例の高校のクラス会。今年で何と18年連続を迎える。当初から、ただ皆んなで集まって宴会するだけではつまらない。と、その都度、その年の幹事が就職した会社や施設を訪問し、見聞を広めようと、その年の幹事のゆかりのある施設などの見学会も兼ねていた。しかし、最近では、常任幹事の中里くんが勤め上げたTDKの柳橋倶楽部にて宴会場が決まってから、しばらく続いている。


そこで、我らが母校、都立墨田工業高等学校に通った地元、深川を中心にウォーキングを考えてくれたのが、深川で生まれ育った小池くんだ。今ではウォーキングコンシェルジュとして活躍。今年のルートは、

地下鉄森下町駅集合→芭蕉庵史跡展望庭園→芭蕉記念館→万年橋→清澄庭園→深川江戸資料館→地下鉄清澄白河駅→浅草橋→TDK柳橋倶楽部

当日の東京は朝早くに雨が上がり、清々しく晴れ上がった天気となり、歩いているうちに早く生ビールにありつきたいと思う暑さにもめげず、約4000歩のウォーキングでした。

今回の目玉はなんと言っても松尾芭蕉。資料館の年譜によると、芭蕉が深川に住んだのは延宝8年(1680)37歳の時からである。

芭蕉庵史跡展望庭園では、松尾芭蕉の坐像がゆったりと隅田川をみつめていた。

後に芭蕉庵と称する菴を火災で被害を受け、再建したり、50歳で亡くなるまで、深川を基点にして、「おくのほそ道」をはじめ日本各地に旅に出ている。


ちなみに、我が東庵に近い処としては鹿島詣でにも来ていた。

万年橋を渡り、清澄庭園へ。

次に、深川江戸資料館。江戸東京博物館ほど大きくはないが、深川の江戸時代の庶民の生活に根ざした展示は、江戸庶民の生活そのものに迫っている。

池波正太郎の鬼平犯科帳。密偵の粂八が探索のために引いた天ぶら屋台みたいだ。資料によると、「時代小説と深川」の作家も作品も多く、やはり深川は江戸時代を代表する粋な町であった。

今回もまあ何とか潰れずに最後まで歩いて来た。いつまでもつかどうか。
そして、ようやく宴会の会場、TDK柳橋倶楽部に着いた。

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