雪の東庵
1月24日は日本列島に厳しい寒気が降りて来て、関東地方の何部の千葉にも雪が積もった。東庵に雪が積もったのは1年ぶりか。戸襖を開けると真っ白の雪景色だった。あわててカメラを持って撮りに外に出る。この地域では滅多にない冬の景色だ。それに、時間が経つと直ぐに溶けてしまう。暖かい千葉の雪は息が短い。

昨年、311の大震災で液状化現象による被害は受けたものの、建物自体は木造平屋の銅板葺きで軽かったため多少難を逃れた。給排水衛生設備の復旧だけ、つまりライフラインを確保しただけで、建築や外構工事はいまだにそのまま。

雪が積もると、東庵の特徴が良く分かる。というのは、屋根の形がしっかりと見えるからである。設計段階で模型を作った時、6寸勾配の銅板葺きの屋根を厚紙を切って作った感覚が蘇る。

自分では結構気に入ったデザインの屋根に雪が積もって、何時もの黒銅板葺きは真っ白な形の良く分かる屋根になっていた。雪が積もったら、とにかく外に出てその姿をカメラに収めたくなる。

浴室のトップライトは、積もった雪の隙間から青空を見せている。樋の無い軒先からは、小さなツララが垂れ下がって、日の出とともに雪が溶け出している割には、気温が低いのが分かる。

でも、冷静に景色を見つめ直すと、雪景色とは言えども雪国のそれとは異なり、そのほとんどは緑の樹の葉に薄らと雪が乗っている程度だ。ヤツデもアオキもほんの少しの時間の雪化粧である。

石出の堰には、冬鳥の鴨が。しかし今年は特に増たなあ。
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